16日、都内で、映画『カラスの親指』の完成報告会見が行われ、俳優の阿部寛(48)、お笑い芸人の村上ショージ(57)が出席した。

本作は、直木賞作家・道尾秀介(37)の初の映画化作品で、ひとつ屋根の下に集まった5人の男女が、一世一代の大勝負を企てる様を描いたサスペンス・エンタテインメント。

阿部と村上は劇中で詐欺師コンビを演じ、阿部は「人間の悲哀がよく描かれた原作を、まだ大作の経験がない伊藤監督がこだわりにこだわり抜いて完成させた。5人の共同生活はもちろん、意外なドンデン返しにはお客さんもきっとだまされるはず。気の抜けない楽しい作品で、観ればきっと前向きになれる」とPRした。

村上も「こんな大役、僕でいいのかなと思ったが、今は僕にとっての代表作」と自信を見せ、阿部について「こんな人とコンビを組んでやってたら本当に楽しいんと違うかなと思いました」と言うと、阿部は即座に「お断りします」と一蹴。すかさず阿部が「冗談ですよ」とフォローすると村上はホッとした様子で笑顔を見せていた。

最後には、村上が本作の全国キャンペーン行脚に出かけるというサプライズ発表も。村上は「うそでしょ…」とまさかのドンデン返しに絶句だった。(撮影:小山伸正)

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