23日、都内で、主演映画『踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望』の完成披露試写会が行われ、俳優の織田裕二(44)が登場した。
1997年にフジテレビ系ドラマとしてスタートした人気シリーズの最終話となる作品で、上映前から会場は手拍子が沸き起こるなど異様な盛り上がりをみせた。観客によるスタンディングオベーションで迎えられた織田は、会場を見渡し「こんな試写会、初めてです。いつも皆さんにやられます」と笑顔を見せた。
「この15年を振り返ってどうですか?」と聞かれると、織田は「え~っと…」とこみ上げる涙を抑えながら「短いような長いような。実際はいろんなことがあって、嬉しいこと、ちょっと悲しいこと。でも、今はただ本当に感謝です。もう、本当にこれ以上ないくらい幸せです」と一言一言、気持ちを絞り出すように語った。
あいさつを終え、舞台を降りようとする織田には客席からは「嫌だ」「止めないで」と胸を突くような声援が集中。すると織田は目頭を抑えながら、涙を隠すようにいったん奥に下がった。そして、再び観客の前に立ち深々と10秒以上にわたって頭を下げ続けた。(撮影:高田太郎)