10月7日から全国10都市を回る舞台『THE WINDS OF GOD JAPAN TOUR 2012』のチケット販売がスタートした。主演は今井雅之(51)となだぎ武(41)。現代に暮らす漫才師、アニキ(今井)とキンタ(なだぎ)が時空を超え、太平洋戦争末期にタイムスリップ、特攻隊員になってしまった2人は……。
本作は今井自らの原作・脚本・演出によるものだ。
今井「神宮外苑を汗ダクでランニングしてて、ふと『暑いなぁ。それでも走り続ける俺の前世は、特攻隊員やったんかな。会ってみたいなぁ、特攻隊員の自分に』という気持ちになって。それがきっかけで、元特攻隊の方々を取材して作ったのが最初です」
なだぎ「この作品が生まれたころの僕は『人生、引きこもってちゃダメだ』と思いながら、旅してたんとちゃうかな」
同舞台は今年で24年目。なだぎと同じ事務所の、宮川大輔や陣内智則もキンタを演じたことがある。
なだぎ「今井さんの噂、聞いてますよ。『稽古は楽しいよ。けど、肉体訓練がキツうて大変やで』って」
今井「いつもは毎日、腕立て伏せを100回、ランニングを10キロなんやけど、今年は7割くらいに減らすつもり。さすがに50歳を過ぎたら、自分がしんどなってきた(笑)」
なだぎ「それ聞いてもまだ、今井さんのイメージは”コワい人”。オール巨人師匠みたいなコワさですよ。新人のころ『片手でビールを注ぐな』とか叱られて」
今井「大丈夫。僕は酒の席ではおネエちゃんの話ばっかりや(笑)。演技にしても、なだぎ君はミュージカルの経験もあるから、心配してへん」
なだぎ「僕は、事前に役を作り込まないタイプなんです。みんなで稽古して、直感で生まれるものを楽しみたい、と」
アドリブが多くて、厳しいながらも楽しい稽古のようだ。