30日、都内で、映画『天地明察』の完成披露試写会が行われ、V6の岡田准一(31)、女優の宮崎あおい(26)らが出席した。
本作は、江戸時代前期の囲碁棋士で、天文歴学者の安井算哲が、800年にわたり使用されてきた暦の誤りを見抜き、改暦の大事業に挑む姿をダイナミックに描く。
岡田は「実在の人物を演じるのは独特のプレッシャーがありましたが、プロフェッショナルの共演者の皆さんと仕事をすることができました。30歳としての転機と考え、演じました」と話した。一方の宮崎は「映画を愛する人たちが集まった、とても温かな現場。私自身も参加できて、とてもうれしく幸せだった」と笑みを浮かべ、「人と人が支え合って生きることを改めて実感できる作品」とアピールした。
試写会には、当初は共演者で歌舞伎俳優の市川染五郎(39)も参加する予定だったが、27日の舞台からの転落事故で欠席。岡田は入院中の染五郎に向け、「撮影中、お世話になったので今日、お会いできることを楽しみにしていました。一日も早い回復をお祈り申し上げます」と話した。