「僕にとって、タクシー運転手ほどいい仕事はないです」と話すのは直木賞作家・志茂田景樹さんの息子で、’09年からタクシー運転手に転身した下田大気さん。下田さんの人生は波瀾万丈だった。高校時代、矢沢永吉主演のドラマ『アリよさらば』でデビューするも、芸能人としては芽が出ず、その後、実業家や芸能事務所社長に転職しても結果を残せなかった。

33歳のとき、ようやく”天職”に出会った。もともと都内の道に精通していたことに加え、日々の反省点を日記に綴るなどの努力も実り、平均年収400万円の業界において800万円を稼ぐまでに成長し、このたび『タクシーほど気楽な商売はない!』(光文社刊)を上梓。そこで今回、タクシー誕生100年目に飛び出したカリスマ”タクシー運転手だから知っている”有名エピソードを、自身の体験やドライバー仲間の話をもとに紹介してもらった!

【なかなか降りない芸能人】マツコ・デラックス
「体が大きすぎて、乗るのに一苦労。降りるのも至難の業。引っ越しのとき、段ボールをギュウギュウ詰めにして押し込む、あの感覚と同じです。タイプの運転手だとチップを弾むらしいです」

【すごい変装】ローラ
「ドデカいサングラスに大きな帽子を被って、マスクをしています。宇宙人みたいな格好ですがしゃべるとすぐバレます」

【セクシーな服装】叶美香
「胸を出すセクシードレスを着て乗ってくることも。目のやり場に困り、頭が真っ白になって釣銭を間違える運転手が続出中です」

【金にすごくシビア】スギちゃん
「ワンメーターの距離で1千10円を出して、しかも10円が5円玉1枚と1円玉5枚で、ぜんぜんワイルドではありませんでした」

【紳士な芸能人】有田哲平
「女性を家まで送り、イヤらしいこともしません。逆に、車内でアプローチされてもスルーするくらい。『二次会に行こう』と美女から誘われても、『明日仕事だから』と断る姿も目撃されています」

【好感度タレント】有吉弘行
「テレビでは毒舌なのに、まったく毒もなく、運転手に嫌な感じ一つ与えません」

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