10月1日スタートのNHK連続テレビ小説『純と愛』。ヒロイン狩野純の相手役である待田愛(いとし)は、”人の本性が見える”という特別なチカラを持っている青年だ。今までの朝ドラとは一線を画す意外な設定に、朝ドラファンからは「なんだか深夜ドラマっぽい」との声も。いったい『純と愛』とはどんな話なのか? スタート前に基本ストーリー&キャストを紹介しよう。

狩野純(夏菜・23)は、宮古島の小さなホテルを祖父の代から営む家に生まれた。大学卒業後、実家を継ぎたかった純だが、父・善行(武田鉄矢・63)に反対され、幼いころに過ごした大阪へ。一流ホテルの入社面接で純は「社長になるために来ました!」と爆弾発言。それでも、そのホテルの2代目社長(舘ひろし・62)が周囲の反対を押し切って純の採用を決める。大阪で一人暮らしを始めた純は、やがて愛(風間俊介・29)という青年と運命の出会いを果たす――。

純の母・狩野晴美(森下愛子・54)は宮古島の海のようなおおらかな女性。正(速水もこみち・28)は流行りものと女性にすぐ手を出すぐうたら兄貴。弟・剛(渡部秀・20)は2浪の甘えん坊。ドラマでは父親との喧嘩や、兄が起こすトラブルなど、『カーネーション』や『梅ちゃん先生』でも描かれた”家族の絆”というテーマがしっかり押さえられている。

ヒロイン純はまっすぐすぎて暴れん坊な性格。それに対し愛は、弟の死をきっかけに人の本性が見えるようになり、家族さえも拒絶して生きる孤独な青年だ。しかし愛は、偶然出会った純に裏表がないと知り、純のために生きていこうと決意する。最初は純に敬遠されていた愛だったが、純が困ったとき落ち込んでるときに、いつも励まし助け続けることで、次第に純の心を動かしていく――。

純のホテルマンとしての奮闘と、家族の絆、そして不思議なチカラを持つ青年との恋愛が絡まった……。確かに今回の朝ドラは「深夜ドラマっぽい」かも?

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