目前の自民党総裁選を制すると予想されていながら、決選投票で安倍晋三元首相(58)に敗れ、新総裁の座を逃した石破茂前政調会長(55)。敗因について「ひとえに私の力不足ということに尽きる」と述べた彼だが、政界きっての“変わり者“としても知られている。
アイドル通でプラモデル好き、鉄道マニアで料理も得意、多彩な趣味を持ち「オタク」とまで呼ばれる石破氏。いったいどこまでホントなのか、本人を直撃した!!
「『オタク』っていいますが、日本語では『凝り性』とも行ってね。私は性格的に、究極まで極めないと気がすまないんです」
プラモデルについては与党時代の’02年、防衛庁長官に就任してからというもの、本格的なものは作っていないという。しかし……。
「ロシアの国防大臣が来日したときは、2日間徹夜してロシアの空母のプラモを作りました。メチャメチャ喜ばれたね。だって日本の防衛庁長官室に、ロシアの空母のプラモデルがあるなんて、考えられないから」
UFOや宇宙人は「信じる派」だと、’08年に雑誌のインタビューで語っている。《(宇宙人が)いないっていう証明がないわけでしょ。証明がない以上、いないと断定できない。何億の星があってですよ、地球だけが生命体がいるって思うほうがおかしくないですかね》(『テレビブロス』08年2月2日号より)
キャンディーズについて聞いてみると「ミキちゃん以外、ありえないです。清楚で控えめで、いいじゃないですか。いちばん好きな曲?『その気にさせないで』。あれは名曲ですね〜」
トレンディドラマも大好きだったそうで、鉄道に関しては「断然”乗り鉄”」、つまり乗ること自体が好きなんだとか。料理の話になると、得意のカレーについて語ってくれた。
「政治家を辞めたら、カレー屋さんを開いてもいいよ(笑)。私のこだわりは地元・鳥取の梨ワインとらっきょうを刻んで入れること。インドから香辛料も仕入れています。そしてサフランライスで食べる。いちばん合いますから」
どんな失礼な質問にも丁寧に答えてくれた石破氏。最後に、女性読者へメッセージをお願いすると……。
「料理、洗濯、掃除も好きです。家庭科はいつも『5』でした。見た目ほど怖くないですから(笑)」