《今も息子とは連絡が取れず、大変心配しております。警察にも捜索願いを出しておりますが、一日も早く戻ってくれる事を願っていますし、今後、息子とどう向き合っていくか、妻とも話し合っております》
9月28日付の自身のブログにそう綴った大沢樹生(43)。’96年に結婚した喜多嶋舞(40)との長男Aくん(15)が、『週刊文春』10月4日号で両親から暴力を受けていたと告白したのだ。’05年に大沢と喜多嶋が離婚した後、Aくんは大沢と一緒に暮らしていたが、9月中旬から家出をしているという。いったい、父子に何が起こったのか……。大沢に連絡を入れると、憔悴しきった声で、こう語ってくれた。
「まずなにより、息子のことをいちばんに考えなきゃいけないと思うんです。年ごろで反抗期でもあるけど、それにも増して、病気で妄想が真実になってしまう状況なんです」
大沢によると、Aくんは心療内科で「乳児期の疾病による長期入院・手術による心的外傷後遺症」と診断されたという。伝えられた主な症状は”客観的事実と大きく異なる本人の認知及び言動”。親として子供の疾病について記すのはためらわれたが、世間を騒がせたこともあり、事情を明らかにすることに踏み切ったそうだ。
大沢と喜多嶋が”できちゃった結婚”した翌年に誕生したAくんは、生後すぐ腹壁破裂という病気で手術を余儀なくされ、その後遺症のためか、一定の音が聞こえない感音性難聴になった。2人が離婚した後、Aくんは大沢と暮らすことに。そして、Aくんが10歳のとき、大沢は元モデルのBさんと再婚する。AくんはBさんのことを拒絶するどころか、家事を手伝うなど、すぐになついたという。大沢は深くため息をつくと、本誌にこう続けた。
「とりあえず、今は息子に会いたい。気持ちとか思いを、しっかり聞きたいんです。どの親にとっても、子育ては手探りだと思うんですけど、今回こうして世間を巻き込んでしまったことは申し訳なかったと思っています。今後のことは模索中ですが、同じことが繰り返されないよう、ちゃんと話さなきゃと思っています」
“父子の絆”が再生されることを願ってやまない——。