9月1日、高さ10メートルの飛び込み台から飛び込んで、胸椎骨折の重症を負ったスギちゃん。全治3カ月と報じられていたが、わずか25日間で退院。9月26日に行われた退院会見で彼は「次は15メートル、30メートルから飛び込むぜぇ」と虚勢を張ってみせた。そんな息子について、母親の百合子さんはこう話す。

「さすがに30メートルは冗談だと思います(笑)。でも、あの子は昔からほかの人がしないようなことをしてましたから。体を張る芸が気に入っているのかもしれません。だから今回のケガも誰の責任でもなく、自分の責任だと思います。ブログなんか見ると、早く復帰したいってイライラしていたぐらいですから。そうした気持ちがあったから、早く復帰できたんだと思います」

そんな彼の退院前日の姿を本誌は目撃していた。都内にある大学病院は、昼過ぎで通院患者や見舞客であふれ返っていた。人ごみのなか、ひときわ目を引くスギちゃんが現れた。黒のキャップを目深にかぶり、マスクという怪しい格好。上下水色のパジャマの上には大きなコルセットがはめられている。向かったのは200メートルほど先のコンビニ。買ったのは、いつものコーラ……ではなく、トマトジュース。ワイルドどころか健康に気を使っているようだ。

「彼は入院中から、なるべく外に出たいと言っていたようです。一刻も早い復帰を望んでいた裏には、お金の問題もあったと思います。スギちゃんのテレビ番組のギャラは、ゴールデン・プライム番組で1本50万円。営業では1本100万円ともいわれています。ここ1カ月でも、1千万円近くの仕事をキャンセルしている計算になります。さらにこれからは営業の相次ぐ学園祭シーズン。本人も事務所もなんとか復帰したかったというのが本音なんです。学園祭には、トークのみという条件つきで出演するようです」(テレビ関係者)

また収入以外の面でも、スギちゃんの胸にはある思いがあったようだ。

「3カ月も仕事に穴をあけることが怖かったようです。彼はこれまで”一発屋ノート”をつけてきました。一発屋と呼ばれる先輩たちから、そうならないための教訓やアドバイスをまとめたノートです。病室でも新たな教訓を綴ることで、ひそかに”脱・一発屋”への闘志を燃やしていたそうです」(お笑い関係者)

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