25日、東京・六本木で開催中の東京国際映画祭の特別招待作品『綱引いちゃった!』の舞台挨拶が行われ、女優の井上真央(25)、松坂慶子(60)らが出席し、途中、熱狂的なファンが壇上に乱入するハプニングが起こった。
舞台挨拶が始まって約15分後、客席から男性が階段を駆け降り「真央ちゃ~ん!握手して~」と壇上へ。井上は驚きながらも笑顔で握手。すぐに場内のスタッフ数人が取り押さえた。このハプニングにも、井上は「お手柔らかに…」と平常心。共演の玉山鉄二(32)も「監督の仕込みでしょ」と機転を利かせて、挨拶は再開された。配給の東宝によると、この20代の男性は井上の大ファンだと説明。東京国際映画祭サイドから厳重注意を受け「大変申し訳ないことをした」と反省していたという。
本作は、競技綱引きを通じて、女性として、妻として、母としてそれぞれの人生に奮闘する姿を描いたコメディー。
井上は「今日はこんなにキレイな格好をしていますけど、作品の中ではみんなジャージ姿で頑張っております。登場人物たちが綱引きに奮闘する姿から、皆さんが勇気や元気をもらって少しでも笑顔になってくれたらうれしいです」とPRした。(撮影:河崎文雄)