先週末、グランプリシリーズ第3戦の中国杯でみごと優勝した、浅田真央(22)。浅田といえば、去年12月9日に母・匡子さん(享年48)が肝硬変で急逝。最愛の母は近親者だけの家族葬で見送られ、来月には一周忌を迎える。浅田の“折れない心”の強さには、15歳まで指導した“恩師”の山田満知子コーチ(69)も驚嘆しているという。

「中国杯の直前、山田コーチは現在指導している村上佳菜子より、真央ちゃんのさらなる成長ぶりに驚いていました。『最近の真央はとてもストイック。練習は無遅刻無欠席だし、ちやほやされても天狗にならない。選手にまず必要なのは心。真央は、オンとオフをはっきり分けて、私生活をリンクに持ち込まない』と。そんな“真摯な姿勢”が周囲に伝わるので、みんな応援したい気持ちになるそうですよ」(フィギュア関係者)

 とはいえ、浅田が失意の底から立ち直るためには、一定の時間が必要だったようだ。
 今春の世界選手権を終えた4月2日以降、まったくリンクに上がらない日が2週間も続いた。これは、浅田の選手生活で初めてのこと。彼女はこの“空白期間”の過ごし方を
《自分の部屋の片付けをしたり、一人で車で買い物に出かけて本屋さんで雑誌を読みふけったり・・・》(中日新聞7月25日付朝刊)と語っていた。

 ちょうどそのころ、中京大学の講義にも出席していた。
「普段の真央ちゃんはほとんど講義を受けず練習に専念していたのが、今年の春は珍しく顔を見せていましたよ。解剖生理学の講義では、帽子を目深に被り、いちばん後ろの席に座って熱心にノートを取っていました。連日、集中して教室にいる真央ちゃんの姿が話題になりましたね」(中京大に通う学生)
 母との思い出のリンクから一時、離れることで、“心の整理”をつけていたのだろうか。

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