1月15日、四季劇場[秋](東京都)にて、劇団四季ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の最終稽古が実施された。開幕を翌日に控え、本番同様に緊張感溢れるなかで稽古は進行。入念な最終チェック行われた。

翌16日に開幕を控えた本作は、ミュージカル音楽の巨匠といわれるコンビ・ロジャース&ハマースタインによって作曲・作詞された世界的名作。第二次世界大戦中、ナチスの占領下のオーストリアで、人々を励まし続けた「トラップファミリー合唱団」の実話に基づいて創作されている。1959年の初演以来、世界各国で上演。1965年には映画も製作され、こちらも大ヒットとなっている。

劇団四季で上演されるのは、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などの名作ミュージカルを生み出した作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーのプロデュース版で、これまでも東京、大阪、福岡など各地で上演されてきた。東京公演は、初演(2010年4月~2011年3月)以来、約2年ぶり。

今回の公演で、主役のマリアを演じる井上智恵は、「初演からこの作品に携わらせていただいています。前回の東京公演千秋楽は、前日に起きた東日本大震災の影響で公演を中止せざるを得ない状況でしたが、再び東京に戻ってくることができました。家族の絆、生きる喜び、平和への祈りを込めて、そして俳優・スタッフと心を一つにして、丁寧にマリアを演じたいと思います」と意気込みを語った。

*劇団四季ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』1月16日(水)より5月6日(月・祝)まで、四季劇場[秋](東京都港区・浜松町)にて上演。

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