2月2日、都内で竹中直人の第7作目の監督作品となる『自縄自縛の私』が劇場公開され、初日の舞台挨拶に、監督の竹中直人(56)をはじめ、出演者の平田薫(23)、ピースの綾部祐二(35)、津田寛治(47)、そして山内圭哉(41)が登壇。途中、主題歌を手がけたLOVE PHYCHEDELICOの2人がサプライズで応援に駆けつけ、豪華なメンバー で舞台挨拶が行われた。

主演の平田はこの作品では自分で自分を縛る女性を演じ、体を縛る地味な行為に最初戸惑いがあったようだ。共演した綾部との濃厚なキスシーンも観られるということだが、綾部は「全然緊張しなかったですね。竹中さんに普段通りのキスをしてくれと言われたので」と言うが、「その割に歯を磨くのも早かったしソワソワ感が伝わってきましたよ」と平田に突っ込まれていた。

“非常に濃い役”と監督・竹中が強調する山内は「出演時間は短いのですが、監督の言う通りに演じました。作品の出来上がりはタイトルに反して以外と可愛らしい感じでしたね」と語る。津田も「山内さんの演技が普段の竹中さんの様な役を演じてらして新鮮でした」と、この作品でかなり重要なキャラクターであることを臭わす。

「皆クセの強い役者さん達ばかりで、カメラを回していて飽きなかった。初めて監督だけに徹することができて、演じる時との気の使い方が違う。これからは出演しないようにしようと思いました」と、監督業に専念する楽しさを感じたようだ。

この作品の主題歌をLOVE PHYCHEDELICOに依頼した理由は、「ロックなイメージにしたかった」ということで二人の長年の友人でもある竹中自らがオファーしたという。「映像に合わせてリズムを作ってくれた」というだけあって、映像と音楽が見事にシンクロした作品に仕上がっているという。

最後に、綾部が津田とLOVE PHYCHEDELICOのKUMIとに緊縛されるという企画が行われ、「好きなんだろ~。おとなしくしろ!」と津田にきつーく締め上げられ、「KUMIさんだと話が違うんだけどな」と眉間に皺を寄せながらも最後は嬉しそうな表情の綾部だった。

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