「飛行機が到着すると、成田空港のスタッフが黙祷して迎え入れていました。降りてきた杏樹さんは、かなり憔悴しているようでした……」(スポーツ紙記者)
2月7日、鈴木杏樹(43)が帰国の途についた。グレーのロングダウンコートに黒いタートルネックを口元までのばした彼女。化粧気はなく、時折見せる眼差しは虚ろだった。
2月1日、レギュラー情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)に出演していた杏樹のもとへ届いた夫・山形基夫さん(享年57)の訃報。翌日、急きょアメリカへと飛んだ彼女は、愛する夫との無言の対面を果たした。
昨年末以降、肝臓疾患のためボストン近郊の病院で闘病中だったという山形さん。夫の回復を最後まで信じていた杏樹は、夫の亡骸を前に泣き崩れたという。
「山形さんは、肝臓がんだったと聞いています。彼は都内にある大学病院の消化器系外科医で“がんの名医”と言われるほどでしたから、自分の状況も認識していたみたいです。 杏樹さんは、ボストンの病院でご遺体と対面しました。現地で合流した山形さんの同僚たちも、声をかけられないほどだったそうです」(前出・スポーツ紙記者)
それでも帰国を果たした杏樹は、翌8日の『ZIP!』に出演。「みなさんの温かいお気持ちで支えていただいております」と語り、悲しみをこらえ気丈に明るく振舞っていた。