2月下旬、都内の公園に長女・麗禾ちゃん(1)を肩車した市川海老蔵(35)の姿があった。傍らでベビーカーを押すのは妻の麻央(30)。3月出産予定で臨月を迎えた彼女のお腹は、かなり大きくなっている。

「海老蔵さんが『天気も良いし散歩に行こうか』と麻央さんを誘ったようです。彼女は出産を前にしてあまり麗禾ちゃんと外出できていなかったため、親子3人での散歩となったようです」(知人)

この日、いちばんのおめかしをしていたのは、麗禾ちゃん。パリの老舗子供服ブランドのツイードコートを着ている。しばらく歩いて3人が向かったのは、代官山にあるベビー・チャイルドショップだった。

「英国の高級ブランドで、梨花さんも長男に着せています。デザインだけでなく、機能的で子どもが気持ち良く着られると人気です。麻央さんも麗禾ちゃんが生まれたころからお気に入りのようです。店内には新生児アイテムや玩具もあります。この日は、生まれてくる跡取りのために“デビュー服”を買いに行ったようです」(前出・知人)

2月27日には父・團十郎さん(享年66)の本葬、そして3月3日からは『三月花形歌舞伎』が控えている。長男出産を前に、麻央も大忙しの日々が続くが……。

「麻央さんは『あの方がお義父様じゃなかったら結婚していなかったかも』と語るほど團十郎さんが大好きでした。だから何とか跡継ぎを見せたかったのですが、叶わなかった。彼女は、かなり消沈していました」(歌舞伎関係者)

そんななか、彼女を驚かせる出来事があったという。

「実は團十郎が亡くなった日、團十郎さんと海老蔵さんの写真を見た麗禾ちゃんが『ジジ』と初めて言ったそうなんです。『これまではパパとしか言えなかったのに、なんでこんなときに……』と麻央さんは思わず涙を流し抱きしめたそうです。長女の成長を感じた彼女は『跡継ぎを立派に育てることこそ、祖父が一番喜ぶことだ』と思い、梨園の妻としての決意を新たにしたそうです」(前出・歌舞伎関係者)

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