「橋下徹大阪市長だけでなく、安倍総理までもビデオでお祝いのメッセージを寄せていました。タレントの復帰に総理がメッセージを送るなんて異例の事態です」(テレビ局関係者)

食道がん治療のため芸能活動を休止していた“関西の辛口ご意見番”やしきたかじん(63)が、3月23日放送の冠番組『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ)に出演し、テレビ復帰を果たした。同番組の視聴率は前週から6%アップの15.7%を記録。その他の冠番組『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)、『たかじんNOマネーGOLD』(テレビ大阪)も軒並み高視聴率を叩きだし、人気の健在ぶりを見せつけた。

そこで本誌は実母に喜びの声を聞くべく、大阪市内の実家へと向かった。だが、実母がインターホン越しに答えたのは、意外な事実だった。

「相変わらず、あの子から連絡はありません。それに実は私も脳梗塞で4カ月ほど入院していて、最近ようやく戻ってきたところでね……。今はまだ玄関のところまでしか歩けないんです」

4人兄弟の二男として育ったというたかじん。大学時代に厳格な父親と衝突して家を飛び出して以来、実家とは疎遠になっていた彼だが、折にふれて母親のことは気にかけていたという。そんな大切な母の闘病に、たかじんは奮い立った。昨年9月に抗がん剤治療のため再入院していたが、驚くほどの回復ぶりを見せる。そして体重も休業前の60キロに戻すと、復帰を決意したのだ。

「お母さんは幸いにも初期段階で脳梗塞を発見できたため、命に別状はありませんでした。ただ、手足がちょっと思い通りに動かせないみたいで、いまも自宅で療養されています。そんなお母さんに、たかじんさんは『復帰番組を見に来てください』とスタジオに招待したそうです。母親が脳梗塞で大変だったことは、他のご兄弟を通して知っていたみたいで、何とか母親を励ましたかったのでしょう」(近所の人)

実母は残念ながらスタジオまで行けなかったというが、元気になった息子の姿をテレビで見て元気をもらったことだろう――。

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