「”最近、かわいくなくなった!”と、よく言われるんですよ。アハハ。人それぞれ、その言葉には違う意味があると思うんですけど、いつまでも『かわいい』って言われるのもなんなので、自分的にはうれしいですね」
このところ、急激に大人の顔へと変わってきた三浦春馬(23)は、そう言って笑顔を見せた。
「これからは大人の渋みとか、かっこよさとかも少しずつ出していけたらいいなと思います。救いようのない悪人とか、今までと違う方向の役もやってみたいので」
そんな気持ちが引き寄せたのか、約2年ぶりの連続ドラマとなる木曜劇場『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系・4月11日22時スタート)では、陰のあるちょっとワルい男を演じる。
「クランクインの日がベッドシーンだったんですよ(笑)。朝イチの撮影じゃなかったのが救いでしたけど……。日々、大人な芝居に挑戦しています!」
彼が演じる広斗は、恋愛から10年遠ざかっている主人公・桜(篠原涼子)に、あるたくらみをもって近づく役どころ。
「篠原さんは、ものすごくしゃべりやすくて、優しくて自然体で。演じる桜もめちゃくちゃかわいいんですよ。目下のポイントとしては、かわいすぎる篠原さんにキュンとしないよう注意すること(笑)。前半は仕掛人の役回りなので、女の人をトリコにするように、些細なしぐさにも気をつけています。気を引き締めて、イヤな奴を、演じていきますよ!」
最近、俳優としても圧倒的なオーラを放っている三浦春馬。そんな彼からは、メキメキと骨太の大人へ変化していく音が、漏れ聞こえてくるようだ。