「現場では毎回、緊張しています」と初々しく語るのは黒木メイサ(24)。NHK大河ドラマ『八重の桜』の中野竹子役で、出産後初のドラマ出演を果たした黒木。そんな彼女の撮影現場に密着した。
大河も初、八重役の綾瀬はるか(28)とも初共演とあって、緊張している感は否めない黒木。収録の合間も、女優として先輩の綾瀬には敬語で話していた。それでも回を重ねるごとに打ち解けて、この日に撮った第20回(5月19日放送)の八重と竹子の場面さながら、2人の距離もグッと縮まった様子。黒木はこの作品について次のように話す。
「八重さんの会津弁がすごく可愛らしい!綾瀬さんの人柄と八重という人の魅力がたっぷり詰まっているんでしょうね」
黒木演じる竹子は江戸出身のお嬢様で、当初は八重にライバル心を抱くが、やがて友情が芽生えていく。そんな役柄を黒木はどう見ているのだろう。
「男性が前線で戦っていた時代に、“戦う意志”を持っていた八重と竹子。薙刀と銃、使う道具は違いますが、2人には通じる部分があったと思います。そういうところも見ていただけたらと思います」
先輩の綾瀬に緊張しながらも、現場で収録したばかりの映像を2人でチェックする黒木の姿が印象的だった。