「東京に住む人は低線量で被曝させられています。都民の皆さんは今までどおりの生活をしていますが、都内の汚染状況をはっきりさせないといけないんです」
21日に行われる参議院選挙で東京選挙区から、無所属で立候補を表明した山本太郎(38)。彼はその出馬会見でそう主張した。今回の参院選に山本は、脱原発の市民運動家を中心にボランティアを募って選挙戦に挑むつもりだという。山本は昨年12月の衆院選で、東京8区から出馬したが、惜しくも次点で落選している。
「昨年と同様、今回も、大阪の実家にいる妻のジュリさんと、彼の母親は、選挙の手伝いには来ません」(脱原発運動の関係者)
山本は、「これから子供を産む可能性がある女性が、東京に来るなんて考えられない」と漏らしているという。“避難中”の妻を東京に呼ぶつもりは全くないようだ。彼自身が“被曝地帯”と呼ぶ東京で活動することに将来への不安はないのだろうか。
「山本さんは、すでに自分の精子を医療機関で冷凍保存しているんです。彼は、自分はすでに被爆していて、自分の精子は汚染されてしまっていると思っているようです。そのため、妻との子づくりには冷凍精子を使うことを決めているそうです」(山本の知人)
この件について、山本太郎事務所に問い合わせると、こう回答があった。
「山本が精子バンクに登録して、自分の精子を冷凍保存しているのは事実です。しかし、放射能問題とは直接関係ありません。精子バンクに登録したのは、原発事故が起きる前のことです」
山本の精子の冷凍保存には、彼の母親の強い勧めもあったという。
「彼のお母さんは山本さんと同じく、反原発の考え方が強いだけでなく、超自然派志向の人です。放射能の汚染だけでなく『年を取ってからの精子は劣化するのです。若いうちに精子を採取して、それで子供を産みなさい』というアドバイスがあったそうです」(前出・山本の知人)
脱原発の声は、東京都民に届くのか!?