“完璧な顔”を武器に堀北真希が鮮烈なデビューを果たしてから、早12年。この顔に『美』を感じない日本人が果たしてどれほど、いるだろう。絶え間ない努力と忍耐力で第一線を走り続けた少女が25歳のいま手に入れた、“かわいさ”の先の“女優の顔”。最近、美しさにいっそう磨きのかかった彼女にその秘訣を聞いた。

「うーん、それは皆さんにきれいにしてもらっているからですよ。私、子供のころからあまり顔が変わっていない気がします。好きなところも特にないですが……でも、まつげはビューラーをしなくてもピュッと上向きに生えていて。それは親に感謝です」

 美しさをキープする心得を尋ねると、最低限のことしかしていないと彼女はいう。

「ふつうの女の人がすることはしています。でも、ぜんぜん駄目なときもありますよ。いつもいい状態でいれたらいいですけど、そうはいかないときもあるし」

 そんな彼女の女優としての活躍は、もはや国民的ともいえる。10月15日からは主演ドラマ『ミス・パイロット』(フジテレビ系・火曜21時〜)がスタート。

「人数はまだ少ないですが、女性パイロットの方も実際いらっしゃるんです。今回のドラマは、そんな女性パイロットを目指す訓練生の4年間を描いたもの。夢に向かって頑張っている人の励みになるドラマになれば、うれしいですね」

 12月12日から主演映画『麦子さんと』が公開されるなど、今年は映画にも多数出演。そんな多忙な日々をおくる彼女の、休日の過ごし方とは?

「何もしないで、寝ます。私、とにかくたくさん寝られるんです。自分でもびっくりしたのは、海外の仕事から戻ってすぐ、3日間眠ったこと。水を飲んだりするために何回か目が覚めて、すぐまた寝て。3日後に起き上がったときは、動けないほどにおなかがすいていて、倒れるかと思いました。食べるものがまったくなく、コンビニに行く体力もなく。家に麺つゆしかなかったので、しかたなく麺つゆ飲みました。それ以来、海外に行く前は、食料を家にためてから出かけるようにしています」

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