11月中旬の昼過ぎ、安田成美(46)が都内のホテルに現れた。従業員に案内されると、そのまま中へ入っていく。その2時間後、彼女が向かったのは都内の劇場。11月24日まで上演された舞台『クリプトグラム』で、16年ぶりの主演を務めていたのだ。

「安田さんが演じたのは、帰らない夫への怒りを息子にぶつける女性。セリフ量が膨大な上に会話に暗号が含まれているので一語一句間違えることができない。でも彼女は100ページ以上の台本を完璧に覚え、役柄になりきった。ブランクはまったく感じさせませんでした」(舞台関係者)

現在、女優として多忙な日々を過ごしている安田。一方、私生活では高校生の長男を筆頭に、中学生の二男、小学生の長女と3児の母でもある。

「彼女はどれだけ忙しくても主婦業はこなすと決めています。3年前に出演したNHK朝ドラ『てっぱん』は大阪での収録でしたが、彼女は子どもたちのためになるべく東京から通っていました。どれだけ仕事が遅くなっても、子どもたちのお弁当作りのため午前4時に起きることもあるそうです」(テレビ局関係者)

そんな奮闘のカゲで相変わらずマイペースなのが、木梨憲武(51)。10月に映画『ウォーキング with ダイナソー』の製作記者会見に出席した彼は自虐的に「今は『とんねるずのみなさんのおかげでした』1本でやっているので暇はあります」と語っている。続けて、子どもたちが自分にドン引きしていると告白。さぞかし安田も苦労しているかと思いきや……。

「安田さんにとって、木梨さんは“4人目の子ども”みたいなもの。彼は安田さんの意見を尊重してくれますし、ほとんど喧嘩もしたことがないそうです。むしろ、安田さんは木梨さんと出会ってから明るくなったそうで、忙しいなかでも滅入らないのは、自由奔放な夫がいるからだそうです」(前出・テレビ局関係者)

そんな“働かない夫”木梨から、安田にあるプレゼントがあったという。

「今年に入って、木梨さんが夫婦2人きりでのスリランカ旅行に連れて行ってくれたそうです。子育てを頑張った安田さんへのお礼だったのでしょう。また彼女が仕事に出かける際は、木梨さんが洋服をチェックして送り出してくれるそうですよ」(前出・芸能関係者)

結婚から19年。独特の夫婦の絆が安田の仕事の原動力になっているようだーー。

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