2014年秋公開の映画『ふしぎな岬の物語』の制作発表が12月18日に都内で行われ、女優の吉永小百合(68)が出席。同作は吉永と成島出監督の共同企画として発表された。
千葉県明鐘岬に実在する喫茶店をモデルにした小説『虹の岬の喫茶店』(幻冬舎)が原作で、同書を読んだ吉永と成島監督が「この優しく温かい物語を観客に届けたい」という思いで企画を立ち上げたという。
来年で映画初出演から55年となる吉永は「長いこと映画に出ていて、こんなことになるとは夢にも思わなかった」と驚きを交えてコメント。成島監督との脚本づくりについて聞かれると、「まったくの素人で、監督にはご迷惑をかけました」と謙虚にコメントした。
主演は吉永が務め、共演の笑福亭鶴瓶(61)と阿部寛(49)には、吉永自身が手紙で出演を依頼。鶴瓶はオファーを振り返り「『絶対に断れない』と思った。この役が僕のところに来るのだと思うと、ドキドキします」と興奮気味に語った。
(撮影/小山伸正)