16日(木)、日本アカデミー賞協会が『第37回日本アカデミー賞』15部門と新人俳優賞の受賞者、作品を発表した。

最優秀作品賞候補である優秀作品賞には『凶悪』(主演・山田孝之)、『そして父になる』(主演・福山雅治)、『少年H』(主演・水谷豊)、『舟を編む』(主演・松田龍平)、『東京家族』(主演・橋爪功)、『利休にたずねよ』(主演・市川海老蔵)の6作品が選出された。通常は5作品であるため異例と言える。

その他にも、優秀アニメーション作品賞には『かぐや姫の物語』『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ新編 叛逆の物語』など6作品が選ばれ、新人俳優賞は忽那汐里や綾野剛ら8名が受賞した。

同賞は2012年12月16日から2013年12月14日の期間に東京地区の商業映画劇場で公開された40分以上の作品が選考対象となり、最優秀作品賞は3月7日の授賞式で発表される。

司会は昨年最優秀主演女優賞に輝いた樹木希林(71)と今年から日本アカデミー賞協会組織委員会副会長に就任した西田敏行(66)が務める。全身がん告白をした樹木希林は、「昨日がちょうど今回の治療の最終日でした。完璧かどうかは今後次第ですが、とりあえずは終了です」と落ち着いた様子で答えた。

(撮影/柴田悟)

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