再婚発表が話題になっている宇多田ヒカル(31)。彼女の婚約者・Fさん(23)は南イタリアのプーリア州ファザーノ市出身で、昨年7月に宇多田はこの地を訪れているが、”本当にいいコ”というのが、彼女と会った人々の印象だった。Fさんの実家近くにあるバールの主人も、
「7月の町の守護聖人祭の機会に、Fが彼女を連れて帰省したんだけど、滞在中は、ほぼ毎日この店に朝食を食べに来てくれたんだ。いつもFとそこのテーブルに座って、雑誌をめくりながらたわいないおしゃべりをしてたね。彼女は本当にいいコだよね。実家でも食事の後には、いつも進んで後片付けを手伝ってくれたって、Fのお母さんが嬉しそうに話してくれたよ」
宇多田は、早くもFさん一家には溶け込み、嫁として”マンマ”にも気に入られていた。
Fさんの母は身長150㌢ほどの可愛らしい女性だった。取材を申し込むと、
「わざわざ来てくださってありがとう。でも2人からは、”何も話さないで”って言われているから」
穏やかでゆったりとしたしゃべり方。まさに温かいイタリアのマンマという印象だ。
愛息の結婚に嬉しさは隠しきれないようで、
「ヒカルは本当に最高のコよ!日本人でもどこの国の人でも、彼女がスターでもそうでなくても、私たちにとっては何も変わりはありません。小さいころから本人には言ってきましたが、Fが決めたことなら、私たち家族は全面的に尊重するし、応援します。Fが幸せなら私たちも幸せですから。ヒカルはつらい思いをしているけれど、私のことを”イタリアのマンマ”だと思ってもらえたら、本当に嬉しいわ」
宇多田がこの町を訪れた1カ月後に母・藤圭子さんは非業の死を遂げた。“お母さんを失ったヒカルの心の傷を癒そう、彼女を守ろう”というのは、Fさん一家の共通の思いのようだ。