2月24日、都内で行われた映画『リディック:ギャラクシーバトル』の公開記念試写会に内田裕也(74)が出席。作品にちなんで、“銀河最凶のワル”をイメージしたブルーのカラーコンタクトを着用して登場した。イベントのなかで内田は、楽曲が別人作、そして聴力回復の一連の騒動で渦中にある作曲家・佐村河内守氏を「あれこそ本当の“ワル”」と痛烈に批判した。
3・11の東日本大震災以降、内田は被災地で毎年「復興支援ライブ」を開催している。一方の佐村河内氏も同様に音楽家として復興支援をするも、“復興支援のやり方”について内田は疑問を呈した。内田によると、佐村河内氏は被災地を訪れるにあたり、現地の楽器店に「被災者は今そこにいるか?」と電話を入れてから支援を行うという。内田は、その姿について「本当に頭にくる。あいつは人の心を踏みにじる本当の“ワル”だ」と語り、怒り心頭の様子。続けて「会ったときは、『音楽やっている人間として恥ずかしくないのか!』と言ってやりたい」と語った。
また、内田自身が考える“ワル”については「ワルにも色々なワルがいるけれど、ワルを演じるのではなく、芯のある心の優しい“ちょっとなめたらあかんぜよ”って思わせるようなワルがいいね。自分もそれを守っていきたい」と“ワルの美学”を披露した。
さらに、ソチ五輪・女子フィギュアスケートで会心の演技を見せた浅田真央選手(23)について話が及ぶと、「金メダルよりよかった。オリンピックのページに残る選手」と称賛し、最後は「真央ちゃんよく頑張った!リディックも頑張れ、ロックンロール!」とお馴染の挨拶で同作をPRした。
(撮影/中原希実子)