1月3日に亡くなったやしきたかじんさん(享年66)の『お別れ会』が3月3日、大阪市内のホテルで開かれた。注目されていたのが、彼の死を巡って起きた“家族トラブル”の行方。がん闘病の最期を看取った32歳年下妻(32)が、訃報をたかじんさんの実母らに知らせなかったため親族が激怒していたのだ。そんななか行われた会で嫁と姑の対面が実現するとみられていたが、実はすでにこっそりと行われていたという。親族が打ち明ける。

「実は1カ月ほど前、やっと遺骨と対面できたんです。たかじんが住んでいた自宅マンションでのことでした。彼の死後、お母さんは突然泣き出したり『なんで言ってくれんかったんや……』と悔しさを口にするようになっていました。これまでもお母さんは高齢だったため体調を崩すことはありましたが、たかじんが亡くなってから日に日に憔悴していた。それで『母親が息子の遺骨に手を合わる機会を作ってほしい』と彼女にお願いしたんです」

 嫁の理不尽な仕打ちに涙する日々を送っていた実母。そんな姿を見かねた親族からの “懇願”により、新妻は親族を遺骨と対面させることを了解したのだ。驚くべきことに新妻はこれまで親族の誰とも会ったことがなかったため、この日が初対面だった。

「ほんの15分ほどでしたが、お母さんと兄弟といっしょに遺骨へ手を合わせることができました。お母さんは、言葉が出ないくらい泣いていました……。こういう形でしか息子に会えなかったことが、何より悲しかったのだと思います」

 ようやく実現した嫁と姑の対面。新妻から謝罪があったかと思いきや、彼女の口から出てきたのは意外な言葉だったという。

「それが……彼女は“自分がいかに最期まで夫を介護したか”と話すばかり。謝罪の言葉はありませんでした。それ以降、あの人からは一切、連絡はありませんね」

 周囲が緊迫した妻の言葉。実母の“落胆”もさぞかし大きかったことだろう。一部で「新妻は、5億円ともいわれるたかじんさんの遺産目当てで結婚したのでは?」との疑惑が伝えられていることについて聞くと、親族はため息交じりに「まあ、およそ言われているようなことでしょうね……」と答え、暗に認めているようだった。そして最後にこう続けた。

「今後についてはまだはっきり言えないんです。いろいろあるので……」

“遺族の確執”はまだまだ続きそうだ――。

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