ウイークデーの正午前は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のファンで人だかりができる、新宿アルタ前。3月21日、そこには異様な光景が広がっていた。数十名の警察官やSPと、『増税反対』などのプラカードを掲げた人々がにらみ合う。この日、安倍晋三首相(59)が『いいとも』に出演とあって、アルタ前では政策に不満を抱く人々がデモを繰り広げていたのだ。
 
そんな喧噪とは隔絶されたスタジオの中で「テレフォンショッキング」に登場した安倍首相は、タモリ(68)を“無形文化財”と持ち上げ、自らのバラエティ番組好きをアピール。「こうして政治以外の話をできる機会はないので」と終始ご機嫌だった。

番組史上初の現役首相による『いいとも』出演は時間にして18分間。終盤では次回の「テレフォン~」のゲスト・木村拓哉(41)との会話で会場を沸かせた。
「タモリさんのトーク術のおかげもあって、首相が“いい人”に映った人も多かったはず。増税実施直前という、内閣にとっては絶妙なタイミングだった」(政治部記者)

 消費税8%への増税で、安倍内閣の支持率低下が避けられないなか、首相の国民的番組への出演は、タモリの”魔術”とあいまって、政権のイメージアップに一役買う結果となったようだ。スタジオを後にする安倍首相には、デモ参加者から「(首相を)やめていいとも!」といった声も浴びせられたが、SPに囲まれた本人は気にする様子もなく、笑顔で手を振り、待機していた車に乗り込んだ――。

とはいえ、そんなパフォーマンスで「増税いいとも」となるほど、国民の目は甘くないことをお忘れなく!

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