桜が舞う4月上旬、都内各地で連日行われた入学式では、テレビでは見られない芸能人ママ&パパたちの、緊張した姿がーー。
芸能人といえば“有名幼稚園”や“有名小学校”というイメージが強いが、下町の地元にある公立小学校の入学式に長女(6)と夫婦揃って出席した芸能人夫婦もいた。元モー娘。の辻希美(26)と、ウルトラマンコスモスを演じた杉浦太陽(33)だ。
入学式が終わった午前11時過ぎ、校門前には地元のヤンママたちに交じって、辻夫妻の姿もあった。長女の幼稚園時代からの仲のようで、完全にママたちの輪に溶け込んでいる。
その2日後、今度は長男の公立幼稚園の入園式があった。式が終わって出てきた杉浦に声をかけると、岡山出身らしく、「よー来ましたねぇ」と関西弁で迎えてくれた。
「めでたいことが重なって嬉しいです。大変ですけど、そのぶん、幸せの数も多いですから、喜びもいっぱいです」
ーー入学式でも、パパ友、ママ友と仲がよさそうでしたね。
「妻もはじめは『どう溶け込めばいいのかわからない』って悩んでいたのが、いまは自分からどんどんママ友をつくって。僕もクラスのママ友会の司会をしたりとか。もちろん、無償のボランティアで(笑)」
やはり、家族全員が地域に溶け込むために、相当な努力を重ねているようだ。妻のネット炎上についても聞いてみた。
「普通に書いていることが、なんかね(苦笑)。炎上は計算してないですよ」
ーー仕事と家庭の両立は大変ですか?
「幼稚園の年間行事表をマネージャーに渡していて、行事の日の仕事は全部NGにしてもらってます。一生に一度のことなので、子どもたちと思い出を共有してあげたくて」
荷物を取って戻ってきた辻にも入園式の感想を聞くと、
「とても嬉しいです。でも、嬉しいですけど、寂しくもあり……。日中に子ども2人が家から居なくなるので」
ーーそのぶん、お二人の時間が増えますね。4人目は?
杉浦が「いやいや」と否定すると、辻は「ひゃひゃひゃ」とまんざらでもなさそう。これから家族で食事に行く、と微笑んだ一家は、近所の和風ファミレスへ向かった。地元に溶け込んで肩の力を抜いた辻と太陽の暮らしぶりは、まぶしいほどだーー。