「歌舞伎は見てみたいけど敷居が高くて……」という初心者のために、歌舞伎役者の中村勘九郎さん(32)がその楽しみ方を指南してくれました。“歌舞伎を見なかった人生”じゃもったいないですよ!

【一 まずは食わず嫌いをやめて見てほしい】
「『三人吉三』は“どうしたら歌舞伎が面白く見てもらえるか”を考えながら作っているので、初めての方にも見やすいと思いますよ」

【二 歌舞伎は高尚なものではなく大衆の娯楽】
「もともとは大衆の娯楽で、江戸の流行の最先端を伝えるもの。今でいうなら確実に小保方さんや佐村河内さんが主役の芝居があったはず」

【三 好きな役者を見つけよう】
「歌舞伎役者には屋号があり、演じている役と違う屋号で呼ばれても違和感がない不思議な世界。役者を見る演劇でもあります」

【四 江戸の色彩感覚を楽しんで】
「昔の人が持っていた色彩感覚はちょっとぶっ飛んでいます。今の人には想像もつかないような色の組み合わせは刺激的だと思いますよ」

【五 歌舞伎は年を重ねるにつれて面白くなる】
「学生時代から見に来てくれている友達から聞く感想が年々変わっていくんですよ。年を重ねるにつれ面白く感じてもらえるようです」

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