トーク番組『サワコの朝』(TBS系/土曜7:30〜)で好評を博しているのが、司会の阿川佐和子さん(60)のファッション。年齢を重ねた女性ならではの「かわいいのに上品」な着こなしのポイントって?衣装担当の中村抽里さんにうかがった。
『女性自身』世代は、二の腕の太さやたるみが気になるもの。そこで重宝するのが、羽織るだけで印象が変わるカーディガン。どんなタイプを選べばいい?
《ビジュー付きで流行を取り入れる!》
「ビジューがちりばめられたものなら、大ぶりのアクセサリーをつけなくても、それだけで顔まわりがパッと華やかになります。また、視線を上に集めることで、気になるウエストまわりをカバーできます」
《「短め丈」で足長効果を狙う!》
「佐和子さんのように背の低い人は、丈が短めのカーディガンを組み合わせましょう。ウエストの位置が上って足が長く見えますし、縦のラインを作ることによって背も高く見えます」
《流行のレースワンピを引き締める》
「流行中のレース素材は膨張して見えがちですが、カーディガンを羽織ることで引き締める視覚効果があります。また、レースのワンピースともなると、甘すぎてしまうことも。“首元すっきり”&“膝丈”のワンピースなら、上品なかわいさを演出できます」
ほかにも、中村さんの「サワコのフク」の選び方を聞くと……。
《バランスよく肌見せする》
「デコルテだけでなく、手首や足首など華奢な部分を肌見せすることで、女性らしさが増します。上着の袖やパンツ丈も、ジャストサイズがなかったら折って調節して。ほどよい露出は、全体をバランスよく見せるうえでも効果的です」
《カジュアルだけど上品に》
「阿川さんはゲストを招く立場なので、カジュアルなアイテムであっても品よく、清楚に見えるものをセレクトしています。新しいファッションに挑戦することで、若々しさも出ますが、足すだけでなく、引き算も大事です」
《大ぶりネックレスで華やかに》
「今年、トレンドのビジューのアクセサリーも大活躍しています。モノトーンや首元がシンプルな衣装のときは、大ぶりのアクセサリーで華やかさをプラスしましょう。ネックレスによるVラインで小頭効果も期待できます」
阿川さん自身は、こんな話をしてくれた。
「私自身、『二の腕』や『胸からウエストまでの距離が短い』と、コンプレックスは山のよう。それを隠せない衣装もあって、躊躇することも少なくありません。でも、ほとんどの場合、トライしてみたら、『おっ、意外と似合うじゃん』って(笑)。チャレンジしてみると意外と楽しいものです」
ただし、最後にひとつ。「流行は追いすぎるとトゥーマッチでイタく見えてしまうので、さりげなく取り入れるのが上級テクです(中村さん)」。流行は「追う」のではなく「取り入れる」で、目指せ、サワコのフク。