「3人の子どもたちをボストンの町で育てたい。そして、この子たちには将来、国際人として世界中を飛び回ってほしいの……」と、日本から訪れた友人に、自身の子育てについてこう話していたという元・日本テレビアナウンサーの柴田倫世(39)。
5月25日、ニューヨーク・メッツ所属の夫・松坂大輔投手(33)は今季初先発で2勝目を挙げた。彼は現在、3人の子どもたちと離れ、ニューヨークで単身赴任生活を送っている。
’07年のボストン移住当初は2歳だった長女は8歳。その後、アメリカで生まれた6歳の長男、4歳の次女とともに、それぞれボストン市内にある名門私立校に通っている。松坂がニューヨークへの単身赴任を決めた一因には、夫人の教育方針があった。
「ボストンにはハーバード大学やマサチューセッツ工科大学をはじめ、名門大学が数多くあり、全米で一番といわれるくらい教育制度が充実しています。子どもたちの年間の学費は1人あたり約400万円と高額ですが、親たちも教育熱心で、教育環境としてはこの上ない水準です。ボストンで子育てを続けたい倫世夫人は、夫と一緒にニューヨークに行くことを拒んだそうですね」(現地在住ジャーナリスト)
離れて暮らす家族の約束事は、1日1回、スカイプでその日の出来事を話し合うことだという。家族内での会話はすべて日本語で行うのが、松坂家のルール。
「アメリカに渡った後、3人の子どもたちが通う学校などでの日常会話は、すべて英語。そのため自然と日本語よりも英語で話す機会が多くなります。倫世夫人は、日本語を忘れないように、家族でいるときは必ず日本語で話すようにと、子どもたちに言い聞かせているそうです」(大リーグ関係者)
国際的な日本人になってほしいーー。だが母の、3人の子どもたちへの「米国教育」には、思わぬ誤算もあった。
「とくに8歳の長女は、家に帰っても慣れない日本語より、英語で話すことが多くなってしまったそうです。このままでは“子どもたちが日本語を話せなくなる……”と悩んでいるそうです。3人の子どもたちには日本語教室に週1回通わせて、日本語で会話する機会を増やそうとしているみたいです」(別の大リーグ関係者)