バラエティ、ドラマ、映画、舞台とジャンルを越えて活躍するクリエーター・福田雄一(45)。今月、彼の手がける映画『薔薇色のブー子』『女子ーズ』が公開される。そこで今回、作品出演者の4人に聞きました。「福田雄一ってどんな人?」。
【映画『薔薇色のブー子』主演の指原莉乃さん】
「『薔薇色のブー子』、見ました! 人生で4本しか映画を見たことないけど、その中でいちばんおもしろかった。秋元康先生も『人の頭をからっぽにさせる天才だ』って。福田さんは先生に憧れているけど、似ているのは体形だけかな」
【映画『女子ーズ』主演の桐谷美玲さん】
「最初に台本を読んで『何だこれは!?』と。“女子ーズ”は5人の戦隊ヒロインなんですけど、なにかと多忙な女子たちは、なかなか全員そろわない(笑)。現場では、チャールズ(佐藤二朗)とのシーン撮影のとき、『笑いがこらえきれなかったら下を向くように』って、そんなこと初めて言われました……。しかも、その場面をそのまま使っていたことに、またびっくり」
【福田作品常連の佐藤二朗さん】
「いい監督に共通することだと思うんですけど、とにかく俳優の芝居が好きですよね。俳優の持つ力というのをすごく信じている。そして、やはり『笑い』です。笑いに対する思いが真摯で誠実。福田作品で人生観が変わるとか、悩んでいたことがすっきりするとか、そういうことは絶対にありません。子育てやお仕事の息抜きに見ていただくのに、すごくいい作品だとは思いますよ」
【福田作品常連のムロツヨシさん】
「福田さんの現場は、『いかに遊ぶか』という闘いですね。勝負は、福田さんが最初に見たときに笑うかどうか。ハズれているときは、『違う』って即答してくれるから信用できますよね。28分程度のドラマの場合、わざと23分ほどの台本をくれることがあるんですよ。『ここは遊んでいい』というのが何となくわかるので、遊んでみて、福田さんの笑い声が聞こえてきたらOK、というその過程が楽しいですね」