「航太は、明るさと暗さの落差が激しくて、そのメリハリをつけられるように演じたいと思ったんですけど、難しかったですね」

 そう語るのは、この夏に東海テレビが贈る新作ドラマ『碧の海』(月〜金曜13時30分/フジテレビ系)で、主人公・新垣航太の若き日を演じる犬飼貴丈(20)。描かれるのは、15年におよぶ初恋の物語。沖縄の美しい自然の中で初めて人を愛し、笑っては涙を流し、ピカピカで純真だった心が、いつしか憎しみを抱いて、復讐へと向かってしまうーー。

「妹を宝物のように扱ったり、悩んでいる人を見ると『なんくるないさ〜』と励ましたり、航太の楽観的で、地味ぃに優しい部分がきちんと出ていたらうれしいです。僕自身は、悩むと一人でじっと考えて、こもるタイプなので、(楽観的な)航太との共通点はあまりないですね」

 恋愛についての共通点は?

「舞(ヒロイン)と航太のような恋愛は、絶対ムリ!1年も音沙汰なかったら、僕なら諦めますよ。ピュアすぎて……。僕が17歳のころは、もっと汚れてましたもん(笑)。初恋?小学3年生のときです。でも、沖縄では撮影がかなりハードだったので、思い出すこともなかったなあ。僕の初恋なんて、沖縄の海にかき消されました(笑)」

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