「自分でいうのもなんですけど、命は長持ちしています」受話器から開口いちばん響いてきたのは、明るい笑い声だった。治療不可能だという重度の肝硬変を患った元女流棋士の林葉直子(46)だ。彼女は2月下旬に発売された著書『遺言―最後の食卓』(中央公論新社刊)で、病の痛みに耐えながら残された時間と向き合う壮絶な姿を、赤裸々に綴っている。現在は、投薬治療をおこないながら自宅療養中の林...

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