美輪明宏の舞台『黒蜥蜴』で俳優デビュー。意外にも昨年の話だ。それからわずか1年にして、ドラマ『花子とアン』で蓮子(仲間由紀恵)と駆け落ちのすえに夫婦になる宮本龍一という重要な役を演じている中島歩(25)。

「選ばれたからには堂々としようと思いつつも、自分のような新人がこの場にいていいのだろうか、という気持ちでガチガチでした。仲間さんを前にすると、とても緊張してしまって。仲間さんの演技を見ているだけで、自分の不十分な部分に気づかされ、すごく刺激になりました」

 ドラマは8月にクランクアップ。明治時代の小説家・国木田独歩の玄孫にあたる彼は、次なる歩みを進めている。

「三輪さんの舞台を観劇する機会があり、楽屋を訪ねると『人は裏切るけど仕事は裏切らない。一生懸命がんばりなさい』というお言葉をいただきました。あらためて、本気で取り組むことの大切さを教わり、今、意欲に燃えています」

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