「お化けの役がデビュー作になるって、私らしくていいなあと思いました。スタイリッシュな役とか、等身大のOLさんの役とかじゃなくて、振り切れているので(笑)。まさか、ここまで!?と思いつつも、案外しっくりきています。『花子さん、老けてるらしいよ』って生徒のセリフがあったり、トイレに『男子生徒にアピールすべし!』って書かれていたり、ツッコミどころ満載です」
そう語るのは、ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ系・土曜21時〜)で女優デビューする高橋真麻(33)。演じるのは妖怪「トイレの花子さん」だ。局アナ時代から、底抜けに明るく、物おじしないキャラクターで見る人を楽しませてきた彼女。女優業への意気込みを聞いた。
「女優開眼?いや〜、呼んでいただけるようにがんばりますけど。昔、父親に『お前は鼻の穴が気になるから、女優デビューはムリ』って、冗談で言われたことがあるんです。でも、この(花子さん)メークだと、ほかに目がいくから気にならないじゃない(笑)。昨日も寝不足だけど、花子さんはクマがすごいからちょうどいいかあ、って」
演じる花子さんのキャラクターイメージは?
「花子さんって、もうちょっと普通の状態をイメージしてたんですけど(笑)。監督の意向で、ゾンビっぽく、かつ、ダウンタウンの松本人志さんが、以前、テレビでやられていた“MR.BATER”みたいなキャラクターになりました。子供のころ『ウンダッタッタ〜、ウンダッタッタ〜、違うやろ!』ってマネしていたんですけど、花子さんにも『違うやろ!』ってセリフがあって、それだけは生かせるときがきたなあって思いました(笑)」
今回のキャラクターは、視聴者の反応が気になるところだが……。
「バラエティでもなんでも、視聴者のレスポンスを聞いているときが、私、いちばん楽しくて。『面白かったね』と言ってくださったとき、やりがいと幸せを感じるんです。放送後に“リアルタイム検索”でみなさんの感想を見たときに、『やったんだ!』感をかみしめるんだろうな。賛否両論あると思うんですけど、『悪名は無名に勝る』と思っているので、『イタいね』でも何か言ってもらえたら、そこは、わかってるじゃん!みたいな(笑)」