「矢口さ~ん、今日は大阪まで行っての『ミヤネ屋』出演、お疲れさまでした!」
 10月23日夜11時前。矢口真里(31)の自宅マンション前で、本誌記者が声を掛けると、矢口は笑いながら記者を指さし、そのままマンションの中へ消えた。その笑顔は、この日の“復帰出演”が満足いくものだったことを物語っていた――。

 昨年5月の不倫発覚以後、芸能活動を自粛していた矢口が、この日放送された情報番組『ミヤネ屋』で1年5カ月ぶりの復帰を果たした。この日の彼女がもっとも力強く語ったのが、本誌が前号で“同棲生活”を報じた、現在の恋人、梅田賢三(26)とのこと。
 ――ところで、梅田さんとはどうなんですか?
「今ですか? お付き合いさせていただいてます」
 ――一緒に住んでる?
「今一緒に住んでます」
 放送後、番組を制作した読売テレビには、賛否両論の視聴者からの電話が殺到したという。実はこの日、矢口は“もう一つ”の試練にもさらされていた。それは、今後の彼女が“タレントとして使えるか”を見極めようとする、厳しいテレビマンたちの目だ。本誌が複数のテレビ局プロデューサーに確認すると、揃って「合格点」という答えが返ってきた。

「番組中も臆することなく、大きな声でしっかり話してましたからね。バラエティ番組からすれば、それだけで合格点です」

 実際、すでに新しい動きが出ていると話すのは、スポーツ紙の芸能担当デスクだ。

「すでにテレビ番組やイベント出演へのオファーが来ていると聞いていますよ。事務所側も、次に出演する番組の選定に入っているそうです。具体的には、もともとのレギュラー番組『ヒルナンデス!』や、かねてから矢口の復帰に好意的なコメントをしてきたナイナイ岡村隆史の『オールナイトニッポン』、そしてフジテレビのバラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』が候補と聞いています」
 
矢口自身が『ミヤネ屋』で告白したとおり、芸能界復帰の夢を捨てかけても、決して諦めなかったのが梅田との恋。この日、ミヤネ屋の出演を終えて自宅に帰ってきた矢口の手には、羽田空港で買ったお寿司の折り詰めが入った紙袋が提げられていた。夕方、先に仕帰宅していただろう梅田のために、わざわざ買ってきたのだろうか。冒頭の帰宅時、記者に矢口が見せた“充足の笑顔”。そこには、「これからはどんどん稼いで、そして彼と……!」という“バラ色の未来”への第一歩を踏み出した、喜びがあふれていた。

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