10月29日、都内で“世界一美味しい販売酒”を決める『SAKE COMPETITION 2014』が行われた。サッカー元日本代表の中田英寿氏(37)がゲストプレゼンテーターとして登場。日本酒の魅力を語った。

 『SAKE COMPETITION』は世界唯一の日本酒コンペティション。3年目となる今年は過去最多の856本が出品され、それぞれ〈純米大吟醸部門〉は『山和』、〈純米吟醸部門〉は『寫楽 備前雄町』、〈純米酒部門〉は『寫楽』、〈Free style under5000 部門〉は『東洋美人 大吟醸 地帆紅』、〈Free style部門〉は『廣戸川 大吟醸』がグランプリを受賞した。中田氏は「少しわかりづらく、どれを選んだらいいか分からないという人も多いと思うので、このコンペティションは大きな意味を持つと思います」と大会の意義を語った。

 「ここ5年ほど、全国を回って日本酒の勉強をしている」という中田氏。「世界的にも人気が出てきているのを感じる」と自身の経験を踏まえた上で、「日本文化を発信していくときに日本酒は入りやすいところなので、これをきっかけにより多くの人に飲んでもらえれば」と日本酒のさらなる発展を期待した。また、今後に向けて「勝つことが全てではないが、グランプリを受賞した蔵元の皆様には、来年もまたこの場に立つために、頑張っていただきたいです」と受賞者を激励した。

(撮影/桑原靖)

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