「初めての結婚は、デキ婚。でも彼とは縁がなくて2年半で離婚しました。実質シングルで娘を育てましたね。父が病気で母は骨折、娘が小児ぜんそくのときがありました。ものすごく忙しくて、娘をテレビ局の控室に連れていったことも何度もありました」
そう振り返るのは、白石まるみ(51)。高1でドラマ出演し、その後、’82年に歌手デビュー。彼女は、小泉今日子、中森明菜らも同期の”花の82年組”の1人だ。
そんな彼女の娘もまた’09年にグラビアアイドルとしてデビュー。現在は、モデルとして活躍する守永真彩(23)だ。彼女は、19歳で第2回日本グラビアアイドル大賞新人賞を受賞。テレビや舞台にも進出するタレントに成長した。
「娘が小学生のころ、モー娘。のオーディションに応募したんですが、3次審査で不合格。でも高校に上がるころ『ママ、私歌手になりたいんだけど』とまた言い始めたんです。私は、娘に『そんなに簡単になれるもんじゃありません』と言いました。でも娘と一緒にお風呂入っていると、『この子、ナイスバディじゃない』と気づいたんです。娘はFカップなんですよ。『グラビアアイドルでデビューすれば?』とアドバイスしました」
当時の白石の事務所が預かる形でデビューした娘だが、彼女のお陰でこんなことも……。
「娘は、『ママは男運が悪いから、再婚するなら私が相手を選んであげる』と言ってくれていたんですが、その言葉通りになったんです(笑)。今の(建築家の)夫と、娘と3人でデートしたことがありました。彼も私と同じバツイチで……。ホテルで食事して、娘が『ちょっとお母さん席はずして』と。2人で1時間半も話をしていたんです。話が終わると娘から『ママ、あの人ならいいんじゃない』と」
そのアドバイスで、再婚したのが7年前のことだった。
「実は今でも別居婚なんですよ。彼の会社は名古屋にあって、私と娘は東京。夫も自由人で、お互い会いたいときに会うんです。いいですよ。彼も独身生活が長いから、家事は自分で出来るんです。芸能デビューしてから36年。私の人生は、細く長くって感じですよね」