茶色のパンツに白いシャツという地味でカジュアルな姿で現れた鈴木亮平(31)。186センチの長身は、遠目からでも頭ひとつ抜けていた。

 11月上旬、’15年夏公開予定の映画『予告犯』の打ち上げが開かれた。主演の生田斗真(30)や戸田恵梨香(26)たちが、会場となった東京都内のホテルでスタッフたちから迎えられるなか、共演の鈴木も出席していたのだ。

 この日の出席者は出演者、スタッフあわせて200人ほどだった。開始から約2時間で打ち上げが終了。主な出演者たちは、関係者たちに挨拶を終え、早々と会場を後にするなか、鈴木はスタッフたちと会場前でも話し込み、笑顔を絶やすことはなかった。

「共演者たちが帰り始めた打ち上げ会場での鈴木さんは、おどけるように笑いながら話すなど、スタッフたちに溶け込んで、最後まで懸命に場を盛り上げていました。映画の撮影現場でも鈴木さんは『花子とアン』で演じた村岡英治さんのような”気遣い夫”のままでしたね」(映画関係者)

朝ドラの撮影が終了したのは、8月末のことだが……。

「鈴木さんは『花子とアン』での英治役を離れた寂しさを『ドラマでの役が自分の一部になっていました。花子さんのためだけに生きてきたのに、急に会えなくなってしまって……』と話していました」(前出・映画関係者)

 朝ドラ卒業から2カ月。鈴木の心の中には、いまも花子がいる――。

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