「おめでとうございます。これからもよろしくお願いしますね」と顔見知りらしい女性から声をかけられた篠原涼子(41)は顔をほころばせ「ありがとうございます! こちらこそよろしくお願いいたします」と答えた。
こんなやり取りを本誌が目撃したのは11月中旬、東京都内にある有名私立小学校の校門の前だった。篠原は6歳長男の来年4月からの入学手続きのために訪れていたのだ。彼女の隣には、ミュージカル『モーツァルト!』(帝国劇場)に出演中・市村正親(65)の姿も。 この小学校に子供を通わせる保護者が語る。
「入学手続き自体は数分で終わり、入学許可証をいただいて帰ります。夫婦2人でお見えになる方は少ないですね。篠原さんと市村さんは手続きの後、30分ほど校内を見学したり、先生とお話しされたりしていました」
有名大学の附属小学校である屈指の人気校への愛息の合格に篠原も感無量だったようだ。実は今回の合格は彼女にとって“リベンジ”ともいえるものだった。市村の知人は言う。
「長男は3年前の’11年秋に幼稚園受験もしているのですが、第一志望だった超難関幼稚園への入園は叶わなかったのです。篠原さんは’12年2月に第二子を出産後、夏には女優復帰しました。しかし’13年4月~6月に放映された『ラストシンデレラ』(フジテレビ系)以来、CMや月刊誌以外の仕事は休んでいます。“女優休業”は1年半にも及びましたが、それだけご長男の小学校受験にかける思いも強かったということでしょう」
さらに今年7月には夫・市村の胃がんが発見。8月には手術を受けた。
「ちょうど市村さんが入院していたころは、長男の幼稚園はお休みでしたが、小学校受験に向けて大事な時期でもありました。篠原さんは長男のお弁当を作って、お受験用の塾に送り出した後、病院へ向かって市村さんの看護をし、帰宅後は次男の世話をするという日々を送っていました」
夫と語らいながら校門を後にする彼女の顔いっぱいに笑みが浮かんでいた――。