名古屋市内にある霊園に佇む黒御影石の墓。ここに浅田真央(24)の母・匡子さんが眠っている。‘11年12月9日、肝硬変で匡子さんが死去してから3年が経つ。霊園がある名古屋市内に住む浅田の父方の叔父に、彼女の「休養生活」を聞いた。
「真央には、昨年末の匡子さんの3回忌以来、会っていません。でも、3カ月に1度ほどは自分の母親(真央の祖母)の様子を見にこちらに来ている父親とは会っています」
ソチ五輪では、ショート16位というどん底から立ち直り、フリーで完璧な演技を披露した浅田は、日本中を感動させた。叔父も、感慨深そうに振り返る。
「あんな劇的な試合展開、なかなかないと思います。世界中を感動させましたよね。メダルを取れずにあれだけ取り上げられるなんて、これまでなかったんじゃないでしょうか」
今後、また五輪を目指すのだろうか。
「それは、もちろん本人次第ですが……。でも今さら次の五輪といっても、もう無理でしょう。平昌五輪(2018年)のときは27歳ですからね。彼女はやることはやったと満足していると思います。ソチ五輪は6位でしたけど、いい結果をこれまで出してきたんだから、もう充分でしょう。だったら、やめるならスパっとやめちゃったほうがいいですよね……」
「真央はもう五輪に出ない」――。彼女の父から聞いているのか、叔父の言葉には確信がこもっていた。
11月、姉・舞(26)にミュージシャンとの結婚報道が。舞本人は否定したが、これには叔父も驚いたという。妹・真央にも恋人はいるのだろうか。以前、“早くお母さんになりたい”とも言っていた浅田だけに、結婚願望もありそうだが。
「全然、彼氏はいないですよ。真央は、めちゃくちゃあっけらかんとしていますから。彼氏がいたら、父親には言うと思いますけど、そんな話は聞いたことないですね(笑)。それより今は、とにかくゆっくりしたいんじゃないですか、ゆっくり……。もう、やることはやりきったんですからね」