12月21日、バイオリニストの葉加瀬太郎(46)が、都内で行った公演『日医工 presents 葉加瀬太郎 Best Acoustic Tour “エトピリカ” supported by Iwatani』のアンコールで、’96年に解散した3人組クラシックユニット・クイズラー&カンパニーの再結成を発表した。

同グループは、東京芸術大学・音楽学部在学中に葉加瀬、ベーシスト・竹下欣伸(47)とキーボード・斉藤恒芳(49)で結成し、’90年に『愛のよろこび』でメジャーデビュー。’95年にはセリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニーとして発売した『TO LOVE YOU MORE』がミリオンヒットを記録した。その後、’96年に東京・日本武道館公演をもって解散。今回は19年ぶりの再結成となる。

アンコールで葉加瀬は「2015年は、僕にとってデビュー25周年という大きな1年になります。来年は自分でも大きな花火をたくさん上げながら楽しめる1年にしますので皆さん応援よろしくお願いします!」と挨拶。その後クイズラー&カンパニーの再結成を告知。ファンから喜びの歓声が上がるなか、「新人バンドの心意気で2月にアルバムをリリースします。そして5月には全国ツアーをしようと考えております」と意気込んだ。

また、メンバーである竹下と、斉藤も「再結成が決まり、久しぶりに以前の僕らのアルバムをじっくり聴いてみて、何か猛烈に未知の音楽を試そうともがく若き音に瑞々しさを感じました。この楽曲たちを今の僕らの年齢、感じ方でもう一度ちょっとリラックスしてリメイクしてみました。ソロとはまた違う葉加瀬の壮快なバイオリンを楽しんでほしいです」(竹下)、「音楽への思いはいつになっても変わらない。若いとき老成していたのか、今が幼いのか、変わらない3人が再び集まって作った音楽は、今でも紛れもなくクライスラーでした」(斎藤)とコメントを寄せた。

新アルバム『NEW WORLD』は2015年2月25日発売。全国ツアーは5月21日よりスタートする。

(撮影/江口明裕)

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