「セリフに追われる日々がなくなったので、いやぁ、開放感!(笑)」
連続テレビ小説『花子とアン』(NHK)を終え、あらためて2014年を“好きな年”と表現する吉高由里子(26)がいた。
「本当にたくさん笑ったし、うれしいって気持ちがたくさん芽生えた年になりましたね。人との出会いだったり、作品も含めて、やっていくうちにどんどん大切になっていくのがわかって、『あ、こういうのを残していきたいな』って思ったんです。このドラマをやって、会いたいと思う人たちに出会えちゃった(笑)」
紅白司会の挑戦を後押ししたのも、そんな心境の変化だった。
「なんかもう、NHKさんがこれだけ冒険をしてくださるなら、私も勇気を出してみようって(笑)。これまでも、とにかくやってみて、いろいろあったけど結果的によかったよね、っていうほうが多かったですし」
今年はデビュー10年の節目の年だった。
「いい終止符というか、再び1になる前の0だなっていう心境ですね。2015年は、自分でやりたいこと、こうしたいって思う気持ちを具体的に固めていって、照れずに、逃げずに『これ、よくない?』って自信を持って言えるようになりたい。そういう1歩を踏み出せたら、また違うものが見られたりするのかなあって思うから」