フジテレビのお笑い番組で自身が笑いものにされたと、BPO(放送倫理・番組向上機構)に訴え出た“全聾の作曲家”佐村河内守氏(51)。
14年2月、ゴーストライターの新垣隆氏(44)の告発で、実際には自分では作曲していなかったことを暴露されてから、10カ月が過ぎた。
「苦境が続いています。中止になったコンサートの企画会社から、約6千万円の損害賠償を求めて提訴され、“自作曲”の著作権料も、JASRACからの支払いが停止されているので、経済的にはかなり苦しいはず」(音楽関係者)
いっぽうの新垣氏は、騒動後はテレビに引っ張りだこに。「収入は1.8倍に増えた」と、雑誌などで本人が語っている。“謝罪会見”後、姿を消した佐村河内氏の現在は――。
12月上旬、自宅近くのスーパーに、夫人の姿があった。
置かれていた無料の求人情報誌をしばらく立ち読みしてから向かったのは野菜売り場。 ニラともやしのカット野菜の袋(98円)を手に取り、1分ほどじっくり見つめていたが棚に戻した。迷ったすえにカートに入れたのは、普通のもやし(37円)だった。
その後も悩みながら買い物を続けた夫人は最後、レジ横に並べられていた女性週刊誌を手に取った。なんと、読み始めたのは、新垣氏の記事! 2分ほど読んでから、雑誌もカゴに入れてレジに並んだ。
だが買い込んだ食材の量は、どう見ても1人前。近所でも、騒動後に姿を見た人は皆無で、「もうあの部屋には奥さんしか住んでいないのでは」という声もある。
夫妻のいまは、ブレークした新垣氏と、対照的なようだ。