「大河はめちゃくちゃ楽しかったです。俳優は一線で活躍されている方ばかりですし、スタッフさんもみなさん一流で、自分がその中に交ぜてもらえたことがすごく幸せでした」
そう話すのは、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で一躍、時の人となった高畑充希(22)。大河ドラマ『軍師官兵衛』では、松坂桃李扮する黒田長政の先妻、糸役。彼女が演じる明朗闊達な女性像は、戦国武将が描かれる作品に新鮮な風を吹き込んだ。
「とにかく、’14年は激動でしたね。ずっと働いていたなあ(笑)。夏前は、自分の置かれている状況にちょっとついていけないというか。どうしよう、どうしようってなっていたんですが、ひさびさに舞台に戻ったことで、自分を取り戻したような感じです」
来年1月からは、さっそく連続ドラマ『問題のあるレストラン』(フジテレビ系)に出演する。
「舞台も始まって、初めてドラマと同時進行するという恐ろしさもありますが、どちらも、どうしてもやりたかったんです。お仕事に対しては昔っから欲深くて。長い目で見て、こんな女優になりたいとか、そういうのは全然ないんですけど、目の前にあるものは全部やりたいからやる!で、死ぬっていう(笑)」
彼女は、このドラマへの意気込みを次のように語る。
「今回は、坂元裕二さんの本で、キャッチが“きらきら巻髪量産型女子”というおもしろそうな役どころです。これまでやったことのないキャラクターなので、とても楽しみにしています」