俳優の高良健吾(27)が26日、都内で主演映画『悼む人』(監督・堤幸彦、2月14日公開)の完成披露試写会に出席した。高良は共演の石田ゆり子(45)と劇中で披露するラブシーンについて「パッションです」とコメントし、会場をどよめかせた。

 これに対し石田は「私が前に言ったことを取られました」と苦笑い。それでも「最後にあるラブシーンはパッション。言葉では説明できません」と再度強調した。そんな掛け合いを見せた2人はお互いの印象を「少女のような方。はかなくて、消えそうで」(高良)、「高良君から出ている空気が澄んでいて清らかで、そのキラキラしたものを見ているのが幸せでした」(石田)と語った。

 同作は天童荒太氏(54)の同名小説を映画化したもの。亡くなった人を悼むために全国を旅する主人公を演じた高良は「俳優デビュー10周年の節目にこの役を演じられて嬉しかった。正解がわからないまま、現場にしがみつきました」と充実した様子を見せた。対する石田は主人公の旅に同行する女性を熱演。原作に感動して立候補したといい、「普段そんな大胆な行動はしないのですが。でもそれをしたからここに立てているので、無鉄砲な自分を褒めてあげたいです」と振り返った。

(撮影/鈴木鍵一)

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