「約1万人の方にいらしていただいたのですが、どの方も心を尽くしてお話ししてくださいました。私もそれにお応えするべく、心を込めてゲストをお招きするために、毎週金曜日にスタッフと真剣勝負用の打ち合わせをしています。ナマと同じなので、とにかく下調べが大切なんです」

 そう語るのは黒柳徹子さん。’76年の放送開始以来、40年目に突入した『徹子の部屋』(テレビ朝日系・月〜金・12時〜)。唯一無二の長寿番組の節目に、黒柳さんが“おもてなしの心得”を語ってくれました。

【“洋服”は毎回違うものを!】
「洋服はお会いする方に合わせ、しかもその方と重ならないように、毎回違うものをえらんでいます。月曜日に3人、火曜日に3人の収録があるので(海外に行くことも多く、多忙な黒柳さんのスケジュールを考えて6人の収録をしている)、1週間に6通りの洋服が必要です。

 これは全部自分のお金で買ったものなので、お金持ちにはなれません。一度着た衣装は年末にチャリティに出して、収益金を施設で育った方々の仕事を見つけるまでや、休みの日に行く家を建てるお金にしています。30年で3軒できました」

【“トットちゃんの気持ち”でお招き!】
「放送時間が正午開始に変わり、老人ホームにいらっしゃる方もご飯の時間に見てくださっているとか。私は年齢・性別関係なく、どんな方がいらしても驚きません。この間、ある方に『今でもご自分のことを“トットちゃん”と思っていませんか?』と言われたのですが、今も子どものころと同じ考え方、好奇心で人をお迎えしていて、『そうか、トットちゃんのままなのか』と思いました」

【“お花&飲み物は毎回替えて!】
「『徹子の部屋』のお花は毎回ゲストに合わせて替えているのですが、今まで一度もパラリと落ちたことがなく、感動しています。飲み物もゲストによって替えて、細部までおもてなしの心を込めています」

【ソファには“春子ちゃん”を!】
「かつて杉村春子さんが着物でいらしたとき、『ソファが柔らかくて襟がたるむ』とおっしゃったことがあり、以来ソファには板を敷くようになりました。今も着物に関係なく、毎回敷いているのですが、この板のことは今でも“春子ちゃん”と呼んでいます」

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