「法廷の関係者によればASKAは紺のスーツに青いネクタイで、黒いメガネをかけていたそうです。顔は若干やつれ気味だったとか……」(司法記者)

 3月19日、ASKA(57)が東京地裁で開かれた暴力団幹部の裁判に証人として出廷した。

「ASKAに覚せい剤を売り渡したとして麻薬取締法違反などに問われている安成貴彦被告(47)の第5回公判です。ASKAは、検察側の証人で容疑を否認する暴力団幹部の安成被告と対峙しなければなりません。かなりのプレッシャーだったでしょう」(前出・司法記者)

 彼への尋問は85分にも及んだが、とりわけ注目されたのは覚せい剤への強すぎる依存ぶり。1回0.1グラムを1日に3回ずつ使用し、10日間で3グラムも使い切っていたというのだ。覚せい剤3グラムは手数料込みで36万円だという。1カ月では108万円に!

「検察側は、ASKAの銀行通帳の入出金明細をもとに質問しました。この通帳から洋子夫人(60)は生活費をおろしていたそうで、1カ月の生活費は50万円だったことも判明しました」(前出・司法記者)

 昨年12月に医療施設を退院してから、東京都内にある自宅で再び家族との生活をスタートしたASKA。今年1月29日には、苦労をかけっぱなしの妻・洋子さんが還暦を迎えた。

「ASKAさんも、奥さんに何とかして感謝の気持ちを伝えたいと思ったのでしょう。洋子さんの誕生日には真っ赤なバラの花束を注文し贈ったのです。またその日の夕方には洋子さんが運転する車で久しぶりに外出し、夫婦2人だけで夕食をともにしたそうです。暴力団幹部の前で証言することに強い不安を感じていたASKAさんを、励まし続けたのも洋子さんだったと聞いています」(ASKA夫妻の知人)

しかしそんな平和な日々もあっという間のことだった。近所の住民によると「ASKAさんご一家は、この数日お見かけしていませんね」とのこと。実は証人として出廷する少し前から、一家の姿は自宅から消えていたのだ。

「暴力団から危害を加えられる可能性も考えて、ご家族で一時身を隠したのかもしれませんね」(前出・知人)
 
洋子夫人の苦労は、いつまで続くのか――。

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