4月18日、TBSのラジオ番組『浅田真央のにっぽんスマイル』の公開収録が京都市内で行われた。この日のゲストは、五輪メダリストの先輩・伊藤みどり(45)。浅田真央(24)は、この収録で“伊藤が引退から復帰した心境”についても聞いた。
「真央ちゃんの質問に、伊藤さんは最初の引退の3年後、競技に復帰した自身の経験を引き合いに出して『続けたい気持ちがあるならやったほうがいいし、悔いの残らない選択をしたほうがいい』とアドバイスしました。この対談直後、真央ちゃんがいちばん心に残ったのは『悔いが残らないように』という言葉だったと言っていました」(ラジオ局関係者)
実は、この言葉は浅田自身も発していた。
3月に上海で開催された世界選手権。休養中の浅田と引退した鈴木に代わって、日本女子のエースとして期待されていた村上佳菜子(20)だったが、7位と惨敗。彼女は“引退”を口にするほどの失意のどん底に。浅田はそんな“後輩”から相談を受けた。
「村上選手は日本のエースとして結果を出せなかったことにひどく責任を感じ、『もう、引退したい……』と漏らしていました。彼女からそんな胸中を聞き、じっと黙って耳を傾けていた浅田選手は、こう答えたそうです。『佳菜ちゃんが決めることだけど、後悔だけはしないようにね』と。彼女は、同じく進退について悩んでいる後輩の相談に乗ったことで、自分の気持ちを整理することができたみたいですね。浅田選手が村上に『後悔しないように』と声をかけたのは、自分自身への言葉でもあったのでしょう。彼女自身、『リンクに戻りたい』という気持ちが固まったようです」(フィギュア関係者)
スケート連盟は浅田に対して“5月中に進退を決めるように”と迫っている。休養宣言から丸1年。彼女から「現役復帰」の発表がされる日も近い――。